会長挨拶
会長挨拶
福島県医師会は、地域医療の再生と県民の皆様の健康を第一に、全力で頑張ります。
令和6年6月9日に開催されました159回福島県医師会定例代議員会において、新たに福島県医師会長に選出されました石塚尋朗(いしづか じんろう)です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
福島県医師会は戦後間もない昭和22年に設立され、それから77年が経とうとしておりますが、これまでの間、県民の皆様の健康と福祉の向上を目指して多くの諸先輩の方々がその時代時代に求められた医療提供に努めてまいりました。
特に近年では、2011年に発生した東日本大震災・原子力発電所事故や2020年に発生した新型コロナウイルス感染症に対応するための大規模かつ広範囲に亘る取り組みが医師会の役割の大きなウエイトを占めてきました。
私たち医師会は、「福島県のどこでも県民の皆様に必要な医療が身近にあり、日々安心して暮らしていただくこと」を目指していくことが究極の目標であると考えております。
そして、何事にも「出来ないから取り組まない」ではなく「どうすれば道が開けるのか」という視点に立って2700人の医師会員の皆さんと共に考え、一歩でも前進できるよう取り組むことが大切だと考えております。
今我が国は人口減少と高齢化に直面しており、福島県は全国のなかでもこの傾向が進んでいます。こうした中で従来からの課題である県民の皆様の医療をしっかり確保していくためには、地域の限られた医療・介護資源相互の連携と役割分担をさらに進化・強固させるとともに、地域全体の課題として基礎自治体である市町村にも主体性を発揮していただく取組みが必要不可欠です。
また、こうした課題の他にも、今日の医療現場には医師の不足や高齢化など様々な課題が山積しております。
福島県医師会は、県民の皆様の健康と福祉の向上という使命を果たすべく、行政(県、市町村)、福島県立医科大学、医療・介護機関等と緊密に連携し、福島県医師会員2700人のご協力のもと、役職員一同心を合わせて必要な施策に積極的に取り組んでまいります。
これからの福島県医師会の活動に、皆様の特段のご支援・ご協力をお願い申し上げます。
令和6年6月 福島県医師会 会長 石塚尋朗