最高裁判所におきましては,平成29年3月24日に閣議決定された成年後見制度利用促進基本計画を踏まえ,成年後見制度における診断書等の在り方について検討を進めてまいりましたところ,今般,各方面の意見を踏まえ,医師が医学的判断の結果をより適切に表現することができるよう,診断書及び鑑定書の書式を改定するとともに,福祉関係者等が本人の生活状況等に関する情報を記載し,これを的確に医師に伝えるためのツールとなる「本人情報シート」の書式が新たに作成されました。「診断書」,「鑑定書」及び「本人情報シート」は別添のとおりであり,これら各書式の作成の手引等は下記のとおりです。
これらの書式は,認知症や障害がある方の各関係団体や,医療・福祉に携わる関係団体の意見も踏まえて作成されたものであり,全国で統一した書式として使用することが想定されています。福島の家庭裁判所においても,平成31年4月から新書式等による運用を開始しますので,ご協力をお願いいたします。
なお,この運用の開始により,医師が診断書作成の依頼を受ける際に,依頼者から,福祉関係者が作成した「本人情報シート」の提供を受けることがあります。この「本人情報シート」は,診断書を作成する医師に対し,本人の生活状況等に関する情報を提供し,医学的判断を行う際の参考としていただくために導入したものです。「本人情報シート」の提供を受けた場合には,ぜひ診断の参考資料として御活用ください。
記
3 成年後見制度における診断書作成の手引・本人情報シート作成の手引
5 成年後見制度における鑑定書作成の手引
※ 1から5の書式等は,平成31年4月1日以降に最高裁判所のウェブサイトに掲載される予定です。
裁判所トップページ → 左側「後見ポータルサイト」 → 「手続案内及び各種書式」 → 「成年後見制度における診断書作成の手引・本人情報シート作成の手引」