映画「じょっぱり―看護の人 花田ミキ」(福島県医師会推薦)の上映について

映画「じょっぱり―看護の人 花田ミキ」(福島県医師会推薦)の上映について

戦中戦後の激動期に保健と看護に尽力し、「青森のナイチンゲール」と評された実在の人物・花田ミキ(1913~2006)の生涯を描いた映画「じょぱり―看護の人 花田ミキ」が本県でも福島市といわき市の映画館で上映されることとなりました。
新型コロナウイルス感染症が世界に拡大した今、新たな感染症と必死に戦う医療従事者たちの姿を通じ、看護や保健の大切さが見直されております。
この映画を通じ地域医療、看護はどうあるべきかを考えるうえで大変参考になるものと思いから福島県医師会でも推薦を決定いたしました。
県民の皆様におかれましても、ぜひご覧くださいますようお願いいたします。

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映画公式ホームページ

【上映期間】※上映時間につきましては、映画館ホームページをご確認ください。
9月13日(金)~9月19日(木):フォーラム福島
9月13日(金)~9月19日(木):まちポレいわき

【推薦】福島県医師会・いわき市医師会・福島県看護学校協議会

【この映画について】
映画「じょっぱり-看護の人花田ミキ」は、青森県で「伝説の看護人」と呼ばれた弘前市出身の保健師・花田ミキさん(1914~2006)の生涯を描いた作品です。幼少期に花田さんに命を助けられた同市出身の五十嵐匠さんが監督を務めております。
花田さんは戦争中に日本赤十字社の看護師として従軍し、戦後は八戸赤十字病院で保健師として勤務。昭和24年に同市で伝染病ポリオの集団感染が発生した際には、単身移住してケニー療法を学び、同病院で小児まひ看護チームを作り実践しました。また、全国ワーストであった青森県の乳児死亡率を減らすため、「もったらころすな運動」を提唱し、保健文化賞、東奥賞を受賞しております。
「命を阻むものはすべて悪」との信念を持ち、ひたすらに「保健と看護」という職業に命を捧げた花田ミキさんの波乱万丈の生きざまを映画化することで、非戦への願い、命を守る保健師の原点、そして「この時代を生きる」ことの大切さが伝えられております。